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テニスファン / TENNIS FAN
2023/7/11 ウィンブルドン特集#8

女子複の加藤未唯組は強豪ペアに惜敗。
ジュニアの石井さやか、小池愛菜は3回戦へ
【7月10日 第8日】 
女子ダブルス3回戦で加藤未唯、アルディラ・スーチャディ(インドネシア)組は、19年大会を制した謝淑薇(中華台北)、バルボラ・ストリコバ(チェコ)組(謝は別のパートナーとも2度優勝)と互角に戦ったが惜しくも敗れ、全豪、全仏に続く3回戦敗退となった。混合ダブルスで第8シードの柴原瑛菜、ジャンジュリエン・ロジェール(オランダ)組は2回戦で敗退した。ジュニアでは女子シングルスで第7シードの石井さやか、第8シードの小池愛菜が3回戦に進出したが、第3シードの齋藤咲良は逆転で敗れた。

[女子ダブルス3回戦] 
○謝淑薇(中華台北)/バルボラ・ストリコバ(チェコ) 7-5,7-6(4) ●加藤未唯/アルディラ・スーチャディ(インドネシア) 

■第1セットは2-5から5-5に追い上げる粘りを見せた。次の謝のサービスゲームで0-40のチャンスがあったが、あと1ポイントが取れず、結局、5-7でセットを失った。第2セットは0-3から追いついて競り合いに持ち込んだが、タイブレークであと一歩及ばなかった。

■謝のロブに苦しめられ、攻撃のリズムが生まれなかったのが惜しまれる。加藤がネットのポジションの時に頭上を抜かれ、揺さぶられる場面が多かった。加藤が「あ、ロブ来るなと分かるが、でもちょっと深いので、任せるわ、って感じになる」と描写する絶妙なロブだった。過去の対戦経験から相手のプレーを想定、スマッシュも練習していたが、「分かっていても届かない。前から後ろに行く動作では、やっぱり遅れてしまう」となかなか仕留められなかった。

■目標の8強には届かなかったが、苦手意識のあった芝コートのウインブルドンでのベスト16には手応えがあった。「今年は動けていたと思う。芝であれだけ動けたら、(得意にしている)ハードコートではもっと動ける」。四大大会で3大会連続の3回戦進出は大きな自信になった。次の四大大会、ハードコートで争う全米で8強、さらに4強入りを目指す。
(秋山 英宏)

[混合ダブルス2回戦] 
○アルディラ・スーチャディ(インドネシア)/マトウェ・ミドルコープ(オランダ) 3-6,6-3,6-4 ●柴原瑛菜/ジャンジュリエン・ロジェール(オランダ)

 [ジュニア女子シングルス2回戦] 
○石井さやか 6-3,6-2 ●L.Samsonova(チェコ) 

[ジュニア女子シングルス2回戦]
 ○小池愛菜 7-6(4),6-7(5),6-0 ●A.Hamilton(米国) 

[ジュニア女子シングルス2回戦] 
○F.Pace(イタリア) 3-6,6-3,6-4 ●齋藤咲良 

[ジュニア男子ダブルス1回戦]
 ○N.Budkov Kjaer(ノルウェー)/S.Eriksson(スウェーデン) 6-3,6-4 ●坂本怜/J.Hrazdil(チェコ) 

[ジュニア男子ダブルス1回戦] 
○C.Caniato/F.Romano(共にイタリア) 6-1,6-4 ●松岡隼/J.Kim(韓国)

【ウィンブルドン選手権】
開催日:7月3日(月)~16日(日)
https://www.wimbledon.com

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